コテコテに見えないヘリンボーンは今っぽい

冬のジャケットやコートによく用いられる柄であるヘリンボーン。V字型を縦横に連続させた(ニシンの骨とか杉の葉がモチーフといわれるが)文様は、トラッドの色合いが強い英国調の古典柄だ。ベーシックに織りで表現された場合、ややボリューム感をもち、暖かみが感じられる。今シーズンはこのヘリンボーンを生かしたアイテムをよく目にする。ハズさない定番パターンである半面、その特徴ゆえに、ときには野暮ったく見えてしまうことも…。そんな心配は無用のこの冬のヘリンボーンは、それぞれのアイテムがもつポテンシャルの高さや、新たな方向性を見いだすことで、アップトゥデートな存在感をもつ。いずれも幅広いシーンで着こなせる大人仕様のアイテムだ。

 

ウール×ポリエステル×アクリルのジャケットは肉厚な質感をもち、防寒性の高いアウターを思わせるような作り。表面のヘリンボーンはややかすれたような表現で、コテコテ感のないライトな印象だ。かしこまってジャケットを着るスタンスではなく、軽快にブルゾン感覚で着こなしてもサマになる。コースへの行きかえりにも重宝しそうだ。

¥64,900(トミーバハマ)問トミーバハマ銀座店 tel:03-5568-0666

 

この冬、いちばん人気とされるチェスターフィールドコート。ビジネスシーンでのスーツに加えて、カジュアルなスタイリングまで、そつなく対応してくれる。ヘリンボーンとの相性も良好。このコートは表面にわずかな起毛感があり、上質な風合いがうかがわれる。細かなヘリンボーン柄は主張しすぎることなく、コートを上品に演出してくれる。

¥163,000(ボリオリ)問ボリオリ 東京店 tel:03-6256-0297

 

エレガントなルックスとソフトな着心地で知られるベルベストのジャケットは、ヘリンボーン柄を用いても、熟練のアイロンワークを駆使した肩まわりの優美なラインなど、その独特なもち味はまったく変わらない。インナーのセレクト次第で、フォーマル度の高いシーンも難なくクリアする、まさに一級品の冬ジャケットといえる。

¥205,000(ベルベスト)問八木通商 tel:03-6809-2183