ゴルフウエアの優雅なるマイノリティ<シェルボ vol.1>

ファッションシーンを常にリードしている国、イタリア。だがアメリカやイギリスなどと比べると、ゴルフとの親密度はそれほど深そうにはみえない。ところがイタリア生まれのシェルボのゴルフウエアだけには、高いファッション性とともにゴルフとの密接なつながりを感じることができる。

普段見慣れたゴルフウエアのイメージに左右されることなく、タウンユースのアクティブなウエアとしてもまったく違和感のない洗練されたデザイン。そして、そこに込められたゴルファーニーズに応える高度な機能性。日本に登場して10年を越えるが、この間にコアなファンとなったゴルファーが多いのもそのクオリティの証だろう。

由緒正しいトラッド系でもなく、機能性一辺倒のアスリートスタイルでもない。大人仕様のアップ トゥ デイトなスポーティスタイルを、いち早く取り入れたシェルボ。その魅力を、シェルボ直営店の統括店長 靭江寛子さんに聞いてみた。

Q イタリア生まれのゴルフウエアという異色なブランドの生い立ちは?

田園風景に囲まれたシェルボ本社

A シェルボの本社はミラノから北に2時間ほどのアフィという街にあります。近くには大きな湖があるリゾート地です。1982年の創業当初はスキーウエアを手がけて人気を博していました。実はデザイナー兼副社長であるピーター・エルラッカーはイタリアナショナルチームに所属したスキー選手だったそう。今でもアウターやレインウエアには、どこかスキーウエアを思い起こすようなデザインを見かけます。ゴルフウエアに進出したのは1990年。その当時のゴルフスタイルを思い起こせば、シェルボが持ち込んだイタリアンテイストは斬新だったに違いありません。当初は異色だったのかもしれませんが、あっという間にドイツやイタリアのゴルファーたちの心をとらえました。今ではイタリアでシェルボ ゴルフ ホテル スパ&リゾートという、高級ゴルフリゾートの経営に参画するまでになっています。

Q 現在、イタリアをはじめ海外でのシェルボのゴルフウエアのポジションは?

デザイナーのピーター・エルラッカー

A 今はヨーロッパでナンバーワンのゴルフウエアという呼ばれ方をします。私が日本橋店の店頭にいると、ドイツをはじめヨーロッパの方々が、愛着があるのでしょうか、シェルボのショップがあったと、よくのぞいていきます。日本のようなゴルフショップが少ないため、ハイクラスなデパートのスポーツウエアコーナーに並ぶゴルフウエアとして、欠かせないブランドとなっています。そして今や、日本をはじめ世界30カ国で展開しています。

Q 現在、イタリアをはじめ海外でのシェルボのゴルフウエアのポジションは?

A 今はヨーロッパでナンバーワンのゴルフウエアという呼ばれ方をします。私が日本橋店の店頭にいると、ドイツをはじめヨーロッパの方々が、愛着があるのでしょうか、シェルボのショップがあったと、よくのぞいていきます。日本のようなゴルフショップが少ないため、ハイクラスなデパートのスポーツウエアコーナーに並ぶゴルフウエアとして、欠かせないブランドとなっています。そして今や、日本をはじめ世界30カ国で展開しています。

Q ゴルフウエアとしてシェルボが評価される理由とは?

A デザインにもアドバンテージはありますが、まずゴルファーのためにファンクショナルに作られたウエアであることがありますね。プレーすることを第一に考えられています。シェルボのウエアを手にしたことがあればわかると思いますが、機能性を示す立派なタグがたくさんついています。そのどのタグもほかのブランドのウエアではみかけません。

実は素材に加えられる機能性の多くは、シェルボが求めるゴルファーの快適さ、シェルボのウエアとの調和を考えて、あえて自社で開発して素材に搭載されています。素材メーカーからそのまま調達するゴルフウエアとは違う機能性へのこだわりであり、着心地のよさの理由でもあります。そのバリエーションも防水、撥水、伸縮、透湿、吸水速乾、UVカット、防寒、防風、防臭など、ゴルフウエアに求められるものは、ほぼ網羅しているのではないでしょうか。

Q ほかにイタリア生まれのゴルフウエアらしさはありますか?

A ゴルフウエアに限らず、イタリアの人はジャストフィットを志向して、サイズ感を重視します。その表れでしょうか、シルエットの美しさも特徴です。とりわけレディスのウエアは女性の美しいラインを大切にしています。近年、メンズもその流れを受けて、パンツの裾幅が2cm細く、16cmとなってシルエットがすっきりしました。ポロシャツもスリムフィットが登場して、レギュラーよりワンサイズ小さい感覚で着ることができます。もしもシェルボのウエアは太めだと思い込んでいるのであれば、ぜひトライしてほしいです。

次回は春夏のウエアを具体的に取り上げながら、シェルボらしさを教えてもらう。

靭江寛子/シェルボに携わって10年。現在、シェルボ直営店統括店長。バイイングやセールスミーティングのため、年に数回はイタリア本社を訪ねる、きってのシェルボ通。

シェルボ(グリップインターナショナル) TEL.03-6408-8686  chervo-jp.com