ゴルフにまつわる時計物語/“絶対王者” ロレックス

ロレックスの成り立ちをおさらいする

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ロレックスの創業は1905年。創設者であるハンス・ウイルスドルフがロンドンに時計販売の専門会社を設立するところからはじまる。当時の腕時計は性能がよいとは言えなかったが、ウイルスドルフは腕時計がエレガントであるだけでなく、信頼性も兼ね備えるものになると予見していたという。

それから3年後の1908年、自社の時計に“短くどの単語でも発音しやすく、かつ記憶に残り、時計のムーヴメントとダイアルに刻印したときに美しくみえる名前をつけたい”と考えた。

「アルファベットのあらゆる組み合わせを試し、数百の候補が挙がったが、これぞというものがなかった。ある朝、ロンドンのシティで乗合馬車の2階席に座り、チープサイドを走っているとき、天啓のように『Rolex』という名前がひらめいた」と後に語っている。

1919年、ロレックスは時計製造で世界的に有名なジュネーブに社を移し、現在まで世界最高峰の時計メーカーとしてトップに君臨している。

主要なモデルはデイトナ、サブマリーナデイト、サブマリーナ、シードゥエラー、ミルガウス、ヨットマスター 40、エアキング、デイトジャスト 41、デイデイト 40など。その中でも1963年に登場した『デイトナ』はご存知の通り、腕時計の“王者”とも言われており、資産としても価値が高いといわれる。

ロレックスとゴルフの深い関わり

アダム・スコットのインスタグラムより

ロレックスとゴルフの関わりは深い。ゴルファーにとって最も名誉のあるメジャートーナメントのマスターズや今年で147回目の開催となる全英オープン、そして全米オープンの運営に大きく携わっている。中継を見ていて、スコアボードなどで印象に残っている人も多いだろう。

最も印象的なのがプロたちとのスポンサー契約。現在の世界ランク上位陣とほぼ契約をしているのだ。メンバーは世界ランク2位のジャスティン・トーマス、メジャー3勝のジョーダン・スピース、リッキー・ファウラー、ブルックス・ケプカ、フィル・ミケルソンといったアメリカ勢に加え、ジョン・ラーム、ジェイソン・デイ、アダム・スコットなどのヨーロッパ勢。そしてトム・ワトソン、ゲーリー・プレーヤー、ジャック・ニクラウス、故アーノルド・パーマー、といったゴルフ界のレジェンドたちはもちろん、リディア・コ、レクシー・トンプソンなど女子選手までも網羅する。

そしてロレックスが日本のスポーツ選手とはじめて契約を結んだのが松山英樹。2016年、

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国内男子ツアー『日本オープンゴルフ選手権』で優勝し翌週の『CIMBクラシック』で2位と好調を維持すると、『WGC-HSBCチャンピオンズ』では日本人初の世界ゴルフ選手権タイトルを獲得。その後『三井住友VISA太平洋マスターズ』も制してスポット参戦2戦2勝。 迎えた2017年。2月に連覇がかかった『ウェイスト・マネージメント・フェニックス・オープン』で見事優勝。8月の『WGC-ブリヂストン招待』で日本人最多となる米国男子ツアー通算5勝目を挙げ、世界ランクは自己最高の5位となった。

プレー中というよりは、表彰式や優勝会見の際に身に着けることからも、腕時計を着けてアピールする機会を確約できる“勝てるトッププロ”としての存在が世界に認められたと言える。さらなる目標はメジャー制覇。ロレックスを身につけた手で優勝カップを掲げるのも、そう遠くはないだろう。

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