量販とは違うダブルイーグル銀座セレクトのレアブランド10

ヨシノリコタケデザイン フォア パームスアンドコー

ゴルファーのかぶりものとして、いちばん登場頻度が高いのはやはりキャップ。これまではギアメーカーのブランドネームやロゴが、フロントに大きく入ったデザインが主流派だった。ところがスタイルがアスリート系でなければ、今ひとつウエアとのバランスがよくないのが難点。それにいかにもゴルファー感を避けたいというニーズも少なからずある。

 そのためか、このところゴルフキャップの選択肢は大きく広がってきた。その代表的な存在が、このヨシノリコタケデザイン フォー パームスアンドコーのキャップ。デザイナーの小竹義則氏のキャップはデイリーウエアとしても人気が高く、有名セレクトショップとのコラボアイテムも多い。このパームスアンドコーがコラボしたのはゴルフを想定したキャップだ。

とはいえそのデザインテイストにはゴルフ、タウンといった線引きの必要はない。ツバとフロントにはボタニカル調のパイルを用いて、フロントで存在感を見せるワッペンは、パームス&コーのオリジナル。上品なカジュアル感を見せてくれる。やや深めのボディと、このブランドが得意とするダメージ加工が目立たない分、かぶりやすそうなデザインになっているのも特徴だ。かぶりものまでスマートにまとめるなら、キャップの個性も吟味したい。

 各¥11,000(ヨシノリコタケデザイン フォア パームスアンドコー)

 

問ダブルイーグル銀座 tel:03-3538-3363

 

日本のゴルフウエア、ヨーロッパにのりこむ!

6月にイタリアのフィレンツェで開催された「ピッティ・ウオモ」。世界最大級の紳士服展示会として、来年のファッショントレンドを予想するイベントとして、近年注目を集めている。

会場となったフィレンツェ市内(左)と会場の彩るオブジェ(右)

ゴルフウエアのブランドであるロサーセンが、このイベントに参加するようになって、今回で6回目となる。巨大な展示会とはいえ、ゴルフウエアを打ち出すブランドはほかにはない。ナイキやアディダスといったグローバルスポーツブランドのゴルフウエアも出展していない。紳士服の展示会とはいいつつ、完全アウェイ状態のフィレンツェで、日本のゴルフウエアは奮戦ぶりとは? ロサーセンのブランド長である、グリップインターナショナルの古河雄樹さんにピッティでの様子を聞いてみた。

プレーを前提としたファンクショナルなウエアでありながら、ガチガチなアスリートではなく、くだけすぎないウエストコースト風の大人カジュアルテイスト。やんちゃ系デザインではなく、わずかにトラッドの香りが残る。おしゃれにも気を配るゴルファーにとって、ロサーセンのイメージはこんな感じではないだろうか。

「多くの人が私たちのブースに足を止めてくれました。ゴルフ人口の違いもあるでしょうが、日本のようにゴルフウエアというカテゴリーがここでは確立されていません。ですからそこには多様性もありません。いわゆるシンプルで、スポーティなアスリート系ウエアがゴルフの服という図式です。ロサーセンのウエアがストレッチや吸汗速乾など、いくら機能性を備えていても、ピッティの会場では、ロサーセンのウエアをゴルフと結びつけてもらうまでの説明が大変でした」

ところがスポーティなカジュアルウエアとして評価を得ることが、ピッティに出展する目的ではない。あくまでゴルフウエアとしてヨーロッパを目指すためのプロセス。ゴルフをするための服という認知を得るのは容易ではなかったようだ。

ピッティ会場のロサーセンブース

「カジュアルウエアという視点から、デザインなどは評価してもらえました。ただ一番壁になったのは素材です。ここでは、日本ではあたり前のように用いられるポリエステルなどの化繊の素材を、コットンやウールなどの天然素材よりも安価で下位の素材と見ています。いくらゴルフをするための機能面でのアドバンテージを説明しても、やはり肌に触れるものは天然素材がベストという信仰は揺らぎません」

確かにファッションシーンには天然素材を重視する傾向はある。とはいえ、ヨーロッパ生まれのスポーツブランドのウエアが必ずしも、化繊を軽んじているとは思えないが…。

「たとえばJ.リンドバーグのように、すでに確固たる地位を築いているようなブランドであれば、こんな素材の偏見はありません。ですが私たちのように日本から乗り込んできた、まだネームバリューにも恵まれないブランドにはこうしたジャッジが下されることはめずらしくありません。ですから質感をできるかぎり天然素材に近づけるとか、ポリエステルなど化繊の価値を上げることが重要になってきそうです」

ポロシャツのようにシンプルで質感が際立つアイテムでなければ、受け取られ方も変わるのではないですか。

「アウターはずいぶん評価をいただきました。3層構造で表面は撥水加工されたスウェット風の素材、中間層には防風、防水シートをはさみ、内側がパイル風に作られたものがあります。ロサーセンらしさもあり、日本のゴルフウエアらしい凝った構造です。見た目のスマートなルックスとハイブリッドなイメージの機能性が両立しているところが斬新だったようです。日本のゴルフウエアのクオリティの高さが伝わったと思いますね」

開催期間中、連日300人をこえる人々がブースを訪れたという。日本のゴルフウエアがヨーロッパのファッションピープルから、お墨付きをもらえるまでにはもう少し時間がかかるかもしれない。だがブースを訪れたイタリアのゴルフ好きバイヤー氏が「いつもJ.リンドバーグやシェルボのウエアを着てゴルフをしている。ロサーセンのウエアはルックスからは想像できないファンクショナルなウエア。まったく未知の存在で新鮮。とても驚いた」と話したという。彼らはまだ日本のゴルフウエアの多様な魅力に気づいていないのだ。であれば、日本のゴルフウエアがピッティで、さらにヨーロッパで脚光を浴びる可能性は十分にあるのかもしれない。

量販とは違うダブルイーグル銀座セレクトのレアブランド9

アルベルト

1922年、ドイツのメンヘングランバッハで創業したアルベルトは、ゴルフウエアをトータルで扱うブランドだが、なかでもパンツに定評がある。洗練された豊富なシルエットバリエーションや吸汗速乾、撥水、伸縮性などにこだわった機能素材など、プレイライクでありながらスマートなボトムスは、このブランドならではの魅力がある。パンツにこだわるブランドだからこそ、ベルトの重要性にも気づいている。

このところメッシュ状でストレッチをたっぷりと効かせた細身のタイプが目についたが、バックル付きのオーソドクスなモデルも注目だ。ちょっとヤンチャ系で、押しの強いバックル自慢のベルトで勝負をかけるのは、もうトゥーマッチな気分。同じバックルでも抑制を効かせた存在感のほうがスマート。もちろんコーディネートの中でも、バランスよくマッチする。 

このアルベルトのベルトはメイド イン イタリーの牛革製。型押し風の質感と、ほどよいボリュームのバックルが見せる光沢感が調和して、ボトムスをすっきりとスタイリッシュに演出してくれる。やたらバックルばかりに眼がいくようなベルトは、ゴルフ感過多なのかもしれない。 

各¥16,000(アルベルト) 

 

問ダブルイーグル銀座 tel:03-3538-3363