DE GOURMET -VOL.06- | Ristorante Sotto l’Arco | @銀座

幸せのアーチをくぐるが如く、階段を降りれば……

銀座8丁目、中央通りからもほど近い、すぐ並びには寿司店の『かねさか』に『あらい』と、美食濃度の高いスポットに、同じく地下にひっそりと佇み、隠れ家感も満点なイタリア料理店『リストランテ ソットラルコ』。

店名は「アーチの下」という意味で、オーナーシェフの伊藤弘道氏がイタリア・プーリア州、カロヴィーニョという街にある同名の人気店で研鑽を積んでいたことに由来し、「いつの日か幸せのアーチを架けたい 訪れた方に幸せな気持ちになって頂ける様なレストランを造りたい」という思いが込めらている。

ディナーは6,800円の10品(!)からなるお任せコースのみとなっており、日本の新鮮で美味しい素材を愛する伊藤シェフは築地市場にも毎日出向き、イタリア料理の技術をベースにしながらも、柔軟な発想による斬新な料理の数々でゲストを楽しませてくれる。その姿勢はコースの構成にも現れていて、パスタ2種類とリゾットが、「締めの麺と飯」感覚でメイン料理の後に提供される。上のパスタは蛍烏賊と菜の花に桜の花もあしらわれ、周りに敷かれているのは5種のお茶が入っている滋賀県産の八味唐辛子。黒トリフュが贅沢に盛られた皿は、その下に筍と蕗のとうの十六穀米リゾットが隠れている(黒トリュフはお好みでエキストラ料金)。驚き・和み・発見……、コースが進むごとに次は何かと期待が膨む伊藤劇場、その客席はカウンター席も入れて18席、要予約にてゆらりと楽しみたい。ランチは前菜、本日の鮮魚、パスタ、ドルチェと食後の飲み物付き2,500円。前菜2品、本日の鮮魚、肉料理、パスタ、ドルチェと食後の飲み物付き3,800円が用意されている。

イタリア料理店『リストランテ ソットラルコ』東京都中央区銀座8-10-4 B1F tel:03-6228-5453。ランチ11:30 ~ディナー18:00~

ROAD TO THE OPEN

熱戦とギャラリー、その珠玉のハーモニー

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「The Open」、最古の歴史を重ねてきたメジャートーナメントだが、「ロイヤルトゥルーン ゴルフクラブ」で開催された今年の145回大会は、ヘンリック・ステンソンとフィル・ミケルソンが壮絶なマッチレースを繰り広げ、日本でも寝不足のゴルファーが増えたことだろう。この全英オープンのオフィシャルウイスキーとなっているのが、トーナメント同様に150年以上の歴史を誇る<グレンモーレンジィ>。幸運なことに17番PAR3のグリーン脇に設けられた<グレンモーレンジィ>専用の特設ラウンジにて観戦する機会を得た。

決勝当日は朝から雨混じりの強風で気温も低く観客にとってもタフなコンデションだったが(ごめんなさい、こちらは優雅な空間で、<グレンモーレンジィ>を使ったカクテルと、美味しいコース料理を堪能)、みな我慢強く応援を続ける。試合も素晴らしかったが、その姿にも感動。上のメインカットは、72ホール目のステンソンとフィルのセカンド地点。グリーンに向かってはサッカー場のごとき大きなスタンドを満員の観客が埋める。そしてプレーヤーがアドレスに入った瞬間、何万人がその一打に集中し、静寂が訪れ、空を舞う海鳥の鳴き声だけが響く。インパクトの打音に続き、空気を切り裂いて進むボールの音。ボールがグリーンを捕らえると、何秒か遅れて「ウォッウ!」と地響のように反響する大歓声と拍手。人人人で選手は見えないのだが、その音だけで痺れる。ウイスキーしかり、選手と観客の見事なハーモニーに乾杯だ。

スコットランド北部、水の名所にある<グレンモーレンジィ>の蒸留所も訪問。写真左は「シグネット」用に自家所有する麦畑。いい空気といい水、美味いわけだ。右はこの畑を望んで建
つ、ホテル機能を持ったゲストハウス『グレンモーレンジィハウス』。これまた痺れます。

【DE TRAVEL】満腹メルボルン④

ワインどころにてGOLF & GRAPES を心ゆくまで

街中のレストランで食事をしていれば自ずと気がつくことだろうが、メルボルンのあるビクトリア州は良質なワインの産地でもある。中でもメルボルンから車で1時間程度でアクセス可能なヤラ・バレーは80以上のワイナリーが連なり、満腹メルボルン旅にとっては必須のディスティネーション。セラードア(試飲、購入ができる施設)だけでなく、人気のレストランを併設するワイナリーも多く、ブドウ畑の大パノラマを眺めながらの食事は格別だ。

p63 DE BORTOLI WINES 下左上

『De Bortoli Wines』(上図)は1928年に北イタリアからの移民によってスタートした家族経営のワイナリー。メルボルンの街で英国気分を味わったら、ここではイタリア田園モード全開。美味いパスタにワインと気分が上がらない訳がない。

ワインだけでなく牧畜も盛んなヤラ・バレーはチーズも名産品。美味しいワインとチーズを仕込んで、コースを臨むコテージで乾杯。ランチは12時から(土曜は18時半よりディナーも)。火曜・水曜休。予約が安心(ウェブから可能)。

Pinnacle Lane
Dixons Creek VIC 3775
tel: +61 3 5965 2271
www.debortoli.com.au