ゴルフポロにとって最強のデザインはボーダー vol.1

ゴルフポロのまさに定番的なデザインがボーダー(よこ縞)柄。街着の世界ではネイビーと白で、やや太めな等間隔のイメージだが、ゴルフポロを見ているとボーダーのバリエーションは豊富。もっとも親しみのある、細めのパッキリとしたボーダーなら、少しトラッド風の味があり、スポーティさと上品さをあわせもっている。ビビッドなカラーでもボーダーの色の組み合わせによっては、派手すぎ感を押さえることもできる。ラグビージャージのような太めなボーダーなら、少しカジュアルっぽさをプラス。ボーダーの太さに変化をつけたり、部分的に無地とボーダーを組み合わせると、典型的なボーダーらしさが薄まって、モダンで今どきな雰囲気を演出することもできる。

もちろん超シンプルな無地系よりもインパクトがあり、抽象的でグラフィックなプリント柄よりも好感度は高いのもボーダーの魅力。お太りさま体形だとやや抵抗があるかもしれないが、比較的に着こなしやすく、柄がなければ、どのパンツと合わせてもおさまりがいい。特に細めのパッキリとしたボーダーは、正統派ゴルファーのイメージをもつゴルフポロといえる。そのせいもあるのだろうか、トーナメントでプロたちがボーダーを着こなすシーンはよく目にするし、そのスタイルは私たちも取り入れやすいはずだ。

ゴルファーらしさをストレートに見せる正統派ボーダー

 

これぞボーダーポロの本領を発揮する完成されたスタイル(画像:Getty image)

ボーダーのゴルフポロの基本は、規則正しく、あまり太くないよこ縞が入るデザインだろう。左のジョーダン・スピースはカラーも控えめでコンサバな印象もあるが、由緒正しいアメリカンスポーツの香りがする(ベルトのカラーも揃えているところにも注目!)。右のジャスティン・トーマスのボーダーポロは、ややパステルトーンのベースカラーが、ボーダーによって引き締められて、トラッド風ながらしっかりと華のあるスタイルになっている。

左/¥16,000(マンシングウェア)問デサントジャパンお客様相談室 tel:0120-46-0310 右/¥16,000(J.リンドバーグ)問グリップインターナショナル tel:03-6408-8686

左はマンシングウェアのOne Thingシリーズ。特殊な糸、形状安定技術、さらに丹念な縫製など100%ジャパンメイドのハイクオリティが特徴。ポリエステル×コットンの素材は吸汗速乾、クーリング、UVケアといった機能性をもちながら、コットンの鹿の子のようなナチュラルな風合いがあり、ポロシャツらしい美しさがある。ベーシックなボーダーにはベストマッチな質感だ。右は規則正しいよこ縞だが、太さにバリエーションをつけたことで、コンサバ感が押さえられている。カラーも白と鮮やかな水色でまとめていて、ベーシックなボーダーのもち味を生かしながら、モダンな表情を見せてくれる。4方向のストレッチ、吸汗速乾を備えたソフトな素材だが、襟や袖口はリブ編みでしっかりと作られていて、着崩れた感じにならない。

ゴルフウエアの実直なマイノリティー <ピークパフォーマンスvol.2>

スキーウエアの世界で成功を収めたピークパフォーマンスが、そこで培ってきたノウハウを生かして作り上げたゴルフウエアは、ヨーロッパ、そして日本のゴルフシーンで、知る人ぞ知る存在として、ゴルファーの注目を集めはじめている。そのウエアの特徴を、前回に引き続き、日本正規代理店である、RCTジャパンの鈴木彬史さんに聞いてみた。

Q ピークパフォーマンスのゴルフウエアで象徴的なアイテムは?

 

¥30,240(ピークパフォーマンス)

A もっとも手にとってもらえるのはポロシャツなのですが、代表的なアイテムとして挙げるとしたら、やはりレインウエアですね。素材は左が独自開発した透湿防水性が自慢のハイプ、下はゴアテックスを採用した、それぞれ100%ポリエステル。フロントの止水ジッパーも本格的です。クライミングやスキーといったシーンでも活躍する素材や構造ですから、コースでの雨ならきっちりと防水してくれます。

ただ用途は山ではなくゴルフ。フードは省き、スイングなどの動きを分析した立体裁断によるカッティングを新たに取り入れています。左は特に伸縮性が十分に確保されているのも大きな特徴です。ともにゴルフ用のレインウエアとしては十分すぎるほどのクオリティを持ち合わせています。そしてデザインはあくまでシンプル。ネイビーともブラックとも違う、洗練されたブルーの発色も独特です。

 

 

ジャケット¥41,040、パンツ¥34,560(2点ともピークパフォーマンス)

 

Q 今シーズンのポロシャツのラインナップは?

¥11,880(ピークパフォーマンス)

A 定番とされるのは左のシンプルなポロシャツです。もう4~5年継続して展開しているモデルで、シンプルなデザインにピークパフォーマンスのビッグロゴが印象的です。ポリエステル100%の素材は速乾性にも優れています。このところ30~40代のゴルファーへのアプローチを重視していることもあり、このポロシャツはエントリーモデルといえるかもしれませんね。

より今シーズンのピークパフォーマンスらしさを見せてくれるのが下の2モデルです。右は肩を動かしやすく、またデザインとしても個性的なラグランスリーブを採用。ポリエステル100%の素材は高度な吸湿速乾性、さらに十分なストレッチ力を備えています。さらに糸になる前の繊維の段階で染めるSpinDye技術を工程に取り入れて、染色に用いる水の消費を抑えています。快適にプレーをするためだけでなく、環境に配慮するためにも、新しい技術を駆使するのは、北欧のブランドらしさかもしれません。

左は胸のワンポイントのみのシンプルなデザインに、ショールカラーのような変わり襟を組み合わせています。見慣れたオーソドクスなポロカラーにはない洒脱な雰囲気、さらにモダンなスポーティさが魅力です。ポリアミド、ポリウレタンなどを混紡した素材は伸縮性もあり、上品な発色を生み出します。

右/¥15,120 左/¥11,880(ともにピークパフォーマンス)

ピークパフォーマンスがゴルフをはじめとして、アスリートがベストなパフォーマンスを見せるために十分すぎるクオリティを備えているのはいうまでもない。だがブランドを紹介してくれた鈴木さんの口ぶりからは、高機能、ハイスペックを誇るような「圧」を感じることはなかった。さまざまなスポーツがライフスタイルの中にあたり前のように存在する、北欧の風土の中で育ったブランドならではのスタンスなのかもしれない。

鈴木さんによれば、来年には技術的に困難だった、きっちりとしたストレッチ力をもったゴアテックス素材がゴルフウエアに投入される予定とか。おそらくピークパフォーマンスのゴルフウエアの評価はまた高まるに違いない。それでもこのブランドはゴルフウエアの堅実なマイノリティーらしく、これまでと変わりなくナチュラルにゴルフライフに寄り添い続けてくれるはずだ。

鈴木彬史/ピークパフォーマンスの日本総代理店であるRCTジャパン ライフスタイル事業部広報。スウェーデンの本社にも足を運ぶ。札幌出身で、スキーには幼少の頃から親しみ、今はゴルフにも熱中している。

RCTジャパン tel:03-6303-1039

 

ゴルフポロは襟で違いを見せることができる vol.2

無理をせずに襟でアピールする手もある

襟もアピールポイントになっているジャスティン・ローズのポロシャツ(画像:Getty image)

ショールカラーは遊びが強すぎるし、襟を立てるのはラフに見えてちょっと…、という正統派ゴルフポロを尊重するアナタでも、襟でアピールするゴルフポロのセレクトはできる。プロが試合で着るポロシャツには、胸や袖口だけでなく、襟にもスポンサーのロゴマークや名前が入っている。つまりポロシャツの中で目にとまるディテールであるということ。個性的な襟の形や着方をアレンジしなくても、きちんと襟がポイントになってくれる。ただし襟以外の部分がデザイン過多になってしまうと、埋もれてしまうので、シンプルなゴルフポロをベースに選ぶのが賢明だ。

左/¥10,000(タイトリスト) 右/¥6,600(フットジョイ)問2点ともアクシネット ジャパン インク tel:0120-935-325

ショップで目にするゴルフポロで、襟にあえてデザインを加えているものはそれほど多くはない。左は後ろ襟に白黒ラインを入れたのみだが、胸のワンポイントのみのすっきりとしたデザインのため、襟のさりげないラインが印象的に映える。伸縮性に優れ、吸汗速乾、UVケアにも対応した機能的な素材を用いている。右は襟にブランドロゴの刺繍入り。フットジョイの定番ゴルフポロでよく見られるデザインだ。こちらもデザインはあくまでシンプルなので、襟のポイントがグッと引き立つ。素材はドライ性能やストレッチ性を備えている。いずれも素材は薄手でソフトだが、襟部分だけはかっちりと仕上げていたり、ボタンダウンにすることで、襟の形が崩れにくくしているのも特徴だ。