ベストスコアを支えてくれる仕事人/若手インドアゴルフスクールコーチ

せっかくお金を払って教えてもらうなら、やはりキャリアや実績のあるベテランコーチがいい。そう思うのは、ビギナーでも上級者でも変わらないはず。そんなアマチュアゴルファーからの信頼を得るために、コーチ稼業に励むゴルフスクールの若手レッスンプロは多い。。彼らのお仕事の中身と発展途上ゆえのジレンマとは?

宇津野コーチはさわやかなスポーツマン

お話をしてくれたのは、インドアゴルフスタジオ、四谷ゴルフ倶楽部の宇津野勇気さん(29歳)。高校からゴルフ部に所属。日体大を中退後、富士桜カントリー倶楽部で5年間研修生をしながらプロテストにチャレンジするも夢は叶わず。研修生のときのキャディ経験で感じたアドバイスをするおもしろさ、人と話すことが好きだった性格から、教える側を目指すことに。大手スポーツクラブのゴルフインストラクターを経て、JGRA認定レッスンプロ資格を取得。この春から四谷ゴルフ倶楽部に入社。所属する人のレッスンプロの中でもっとも若手。 

休日の場合、1030分出社。11時からレッスンがスタートする。グループ、マントゥーマンがあり、レッスンは30分刻みで行われる。たとえば年配の方には褒めることを重視したり、若い方には、自分が近い世代であることを活用してコミュニケーションを深めたりと、レッスン内容だけでなく教え方にも気を配る。レッスンの最後に次回の予約を聞くようにするのも、営業戦略というより生徒さんに気を配るホスピタリティの一環ととらえる。 

スキルアップのためのアドバイスだけではなく、それを最大限に生かすためにはおもてなしの感覚も求められる。最終のレッスンが終わる22時から片づけと清掃。マットが汚れていないか、ボールは整然と並んでいるかなど細部まで気を配る。予約次第では退社時間まで休憩なしになることもあるとか。 

ゴルフスキルがあるだけでは信頼されるコーチにはなれない。 

レッスンのコンセプトや核となるメソッドは当然スクール内で統一されているが、実際に生徒さんを前にレッスンするときのノウハウは人それぞれ。大規模なスクールではないのでコーチの研修会が行なわれるわけでもない。先輩コーチのレッスンを見たり、都度つど質問しながらスキルをあげて、コーチとしての信頼度を高めていく。 

教えるだけでなく細かな気遣いも仕事の一部

宇津野コーチが研修生時代にキャディとしてアドバイスしていたときは、118Hだけの一期一会的な感覚だった。ところがスクールは週に1回とか継続したつきあいになる。だから言葉としては月並みながら、楽しく、おもしろいレッスンになるように努める。言葉少なく、ワンポイントしかいわないコーチより、いろいろしゃべった方が楽しい時間になるはずだからだ。とはいえ必要以上に話すことが苦痛な生徒さんもいる。そうした生徒さんの嗜好をすばやく見抜いていくこともとても大切だ。ゴルフスクールは学びの場でありながら、同時にコミ力が問われる、マン トゥ マンのサービス業でもあるだ。 

大切なのは言葉。感覚的に自分が1回発した言葉だけで、思い通りに理解してくれる生徒さんは20%いるか、いないか。これが宇津野コーチの自己分析だ。今、先輩コーチのレッスンを見ていて感じているのは、もっとはっきりと言い切ること。自身がよく使ってきた「~するといいですよ」という言い回しには「?」が残るのではと思いはじめた。先輩がよくいうのは「~してください」。こうしたある種の言い切りの方が生徒さんは悩まないのではと気づいた。ゴルフのスキル以外に学ぶことはたくさんある。 

生徒さんの中には会社の社長など、社会的地位が高い人もいる。もちろん他の生徒さんと変わらず接するように心がけるが、相手が相手ゆえ、どこか言葉が気後れしてしまうこともある、というのは正直な思いだろう。ところが先輩コーチを見ていると、言い切りを通り超して、なんと「こうしないとヘタになるから!」ときっぱりという。こうしたコミュニケーション能力は、まだ若い宇津野コーチには高いハードル。舌を巻くばかりだ。 

まだまだキャリアの浅いコーチ稼業とはいえ、生徒さんから「この前コースへ行って、先生に言われたことを守ったら、いいショットがたくさん出た」といったうれしい報告を聞くと、自分が教えてきたことが正しかったかなと思えて、本当にホッとするという。肩の重荷が降りたような気分なのだろうか、それは弾けるような解放感らしい。コーチという仕事の重みなのだろうか。 

通う立場は上手くなるはずと信じて、スクールのコーチの教えを乞う。そんな思いに応えるために努力を重ねる若手コーチも、ゴルフの1日を支えてくれる人のひとりだ。 

YGC Group

四谷、都立大学でインドアゴルフスタジオを運営。グループ、マン トゥ マンのレッスン、さらにラウンドレッスンを行う。最新シミュレーターや動画を用いたスイング分析によって、ビギナーから上級者まで結果を出す指導を目指す。どちらのスクールも駅間近のロケーションで仕事帰りにレッスンを受けられる。四谷ゴルフ倶楽部 TEL.03-3225-3700 都立大学ゴルフクラブ TEL.6459-5672

 

このグローブなら急な雨も怖くない!

【HIRZL】

”うなぎ”が掴める、という完璧なグリップ力、驚きの飛距離と安定感、雨や汗でも滑らない!このグローブさえあれば、雨なんて怖くない。いや、雨よ降れ!だ。

左)TRUST CONTROL.2.0 (¥4,400+税)MATERIAL 掌:カンガルーレザー 甲:カブレッタレザー( 高級羊革)/ エアテックメッシュ 中)TRUST HYBRID plus+. (¥3,800+税)MATERIAL 掌:カンガルーレザー/ エアテックメッシュ 甲:合成皮革/ エアテックメッシュ 右)SOFFFT PURE. MATERIAL (¥4,200+税)掌:プラチナムカブレッタレザー( 羊革) 甲:プラチナムカブレッタレザー( 羊革)

グローブはゴルフで唯一クラブと接触するアイテムである。スポーツ用グローブの専門ブランド『HIRZL』は、グローブがボールコントロールやクラブとの相乗効果でスコアメイクに大きく影響する事実に着目し、独自の製法と最先端テクノロジーを駆使した革新的なゴルフグローブを作り上げた。その圧倒的なグリップ力は『飛距離を伸ばし』『方向を安定』させ、雨・汗などウェットなコンディションでより一層滑らなくなる。
耐久性やフィット感でも他を凌ぐ完璧なグローブだ。

THE ULTIMATE GLOVE EXPERIENCE ‒ 究極のグローブをぜひ一度お試しあれ!

*HIRZL のゴルフグローブはUSGA、R&A いずれのルールにも適合しています。

商品のお問い合わせ : グレンコーポレーション TEL03-3434-7223

ゴルフウエアの洒脱なマイノリティー <ジーフォア vol.1>

アメリカ、ロサンゼルスはスポーツやカルチャーなど独特の風土をもち、ファッションはもちろんさまざまなムーブメントを生み出し、日本へ届けてきた、いわば特別な場所。そしてロサンゼルスのあるカリフォルニア一帯は、ゴルフともゆかりの深いエリアでもある。

 ロサンゼルスから登場したジーフォアは、カラーグローブでゴルフウエアに新しい風を送り込んだ。ホワイトかブラック。そのカラーにはほとんど疑問をもつことがなかったグローブを、自身のスタイリングをイメージして、カラーで選ぶという愉しみ方を提案してくれた。そんなジーフォアの横顔を、日本における正規輸入元のニーディープの尹 光さんに聞いてみた。

Q ジーフォアは登場したいきさつを教えてください?

2016年のPGAショーでのジーフォアのブース

 A 2011年、アメリカで開かれる世界最大級のゴルフ商品見本市、PGAショーにブースを出展したことで世に出ることになりました。創業者はモッシモ・ジャンヌーリ。かつてはプロサーファーとして、ロサンゼルスのベニスビーチでは有名人でした。そんな彼が最初に手がけたウエアが「モッシモ」。ウエストコーストテイストのサーフ系スポーツウエアとして人気を集め、今なお日本でもよく目にするブランドです。彼はこの「モッシモ」で大成功を収めるのですが、彼はこのブランドをあっさりと手放し、デザイナーとして活躍する道を選びました。

Q そこでゴルフの世界に入ることに?

 A その後はロサンゼルスの人気アパレルグループに籍を置いたりしていました。当時、もうプロサーファーとしての活動は止めていたこともあり、ゴルフに興味をもったのでしょうか、ゴルフウエアやアクセサリーの世界に参入しました。手はじめになったのが、ジーフォアの名前を知らしめることになった、カラーグローブです。なぜホワイトやブラックくらいしか選択肢がないのか、そこに疑問を感じてあのカラフルなグローブを発表することになりました。

カラーがグローブに新鮮な魅力を加える。¥5,000(ジーフォア)

Q カラフルなグローブですが、その色数が多いのには驚かされます。

A もちろんブランドデビューに合わせてインパクトをもたせたかったという思惑もあったのかもしれませんが、2011年のPGAショーに登場したグローブのカラーはなんと20色を超えていました。同じブルー系でも4色、ブラウン系で4色といった具合です。いくらカラーが豊富といっても、レゴのようなビビッドカラーばかりではないところがジーフォアの魅力です。パステル調、スモーキー風といった、洗練された微妙な中間色の発色にこそ、このブランドの本領があるのではと思います。当初は発表していなかったホワイトやブラックもラインナップに加わり、現在でも20色を展開しています。

こうした上品なカラーがジーフォアらしさ。¥5,000(ジーフォア)

Q カラーに目を奪われがちですが、グローブの性能面での特徴は?

 A 素材として使っているカブレッタレザー。羊とヤギの混合種の革です。羊革の柔らかさとヤギ革の耐久性を兼ね備えているのが特徴です。ゴルフギアメーカーの羊革のグローブよりも長持ちするのではないでしょうか。また同じく高級なグローブの素材とされるカンガルーよりも丈夫だと思いますね。5,000円というのは、グローブとしては高い価格です。ですからカラーばかりでなく、それに見合ったクオリティも追求しています。

 Q それを証明するかとのように、PGAツアーでジーフォアのグローブを着用するプロを見かけることも増えてきました。

ジーフォアは今やバッバ・ワトソンを象徴するアイテムになっている

A すでにファッション業界で名声を得ていた、創業者であるモッシモ・ジャンヌーリはロスのセレブとしても知られていました。その交友関係もハリウッド俳優から、トップアスリートまで幅広いものでした。当初、トーナメントでジーフォアのグローブを愛用していた、リッキー・バーンズやアレックス・チェイカなどは彼の友人であり、その関係もあってトーナメントでジーフォアのグローブを着用したと聞いています。実はフィル・ミケルソンも親しい友人ということもあり、ジーフォアのユーザーでした。そして2015年にバッバ・ワトソンと契約。ブランドの存在は不動のものとなりました。こうしたブランドの成長と時を合わせて、ジーフォアはキャップ、シューズ、そしてウエアへと活躍のシーンを広げていきました。

次回はバッバ・ワトソンの足元で注目度が急上昇中のシューズ、さらにウエアについて紹介してもらう。

尹 光/株式会社カナリー代表取締役。日本における正規輸入代理店として、国内のジーフォアのセールスに携わる。かつてはビームスの雑貨バイヤーとして、アクセやバッグ、さらに北欧家具などをバイイング。長年培ってきた眼で、ジーフォアをいち早く日本に紹介した。

ニーディープ tel:03-5422-6421